当院では、保険診療による禁煙治療を行なっています。
注) 現在、内服治療薬:チャンピックス(バレニクリン酒石酸塩)を用いた禁煙外来は受付しておりません。
貼付薬(ニコチネルTTS)を用いた禁煙外来のみ承っております。
喫煙によるリスク
喫煙者のリスク
喫煙者は煙の有害物質(発がん性物質を含む)により咽頭がん、口腔咽頭がん、肺がん、肝臓がん、食道がんなど、ほぼすべてのがんや肺気腫などの各種疾患にかかりやすくなり、死亡リスクは非常に高くなります。
喫煙者以外のリスク
タバコの煙には「主流煙(喫煙者が吸っている煙)」と「副流煙(タバコの点火部から立ち上る煙)」があり、非喫煙者がその副流煙を吸うことを「受動喫煙」と呼びます。非喫煙者でも受動喫煙により肺がん、虚血性心疾患や乳幼児突然死症候群を引き起こす可能性も高くなります。
タバコには、上記のように様々なリスクがあります。自分だけでなく家族や他人のためにも、禁煙をしましょう。
禁煙治療について
健康保険適応の禁煙治療は、下記の条件に当てはまる方が対象となります。
- ニコチン依存症を診断するテスト(TDS)で5点以上である
- 1日の喫煙本数×喫煙年数が200以上である
- 1ヶ月以内に禁煙したいと思っている
- 医師から受けた禁煙治療の説明に同意できる
ニコチン依存症判定テスト
ニコチン依存症を判定するテストです。

禁煙の治療
禁煙の治療は、12週間で5回通院します。
- お薬の使用初日から禁煙を開始します。
- 通院のタイミングは、初回診療、2週間後、4週間後、8週間後、12週間後の計5回です。

注意事項
禁煙できたと思っても途中で貼付をやめず、医師の指示通りに続けてください。