対象者(小学校6年生~高校1年の方)は公費で受けることができます。
静岡市からお知らせとして「定期接種のご案内」というハガキがお手元に届いておりますので、接種を希望される方は①母子健康手帳②マイナンバーカードの2点をご持参ください。
【小学校6年~高校1年相当の女の子と保護者の方へ大切なお知らせ】
厚生労働省のページにて、HPVワクチンに関する情報提供資材としてHPVワクチンに関するリーフレット(令和7(2025)年がご覧になれます。
静岡市保健所のHPVワクチン定期接種啓発動画ですのでご参考にされてください。
動画:HPVワクチン定期接種啓発動画『HPVワクチンの接種を迷われている方へ 小学6年生の娘と母親のものがたり』
【子宮頸がんの特徴】
子宮頸がんは、女性の子宮の出口に近い部分(子宮頸部)にできる「がん」です。日本国内では年間約11,000人が子宮頸がんにかかり、約2,900人が亡くなっています。
子宮頸がんの原因は、そのほとんどが主に性的接触によって感染するヒトパピローマウィルス(HPV)です。HPV自体は広くまん延しているウィルスです。HPVに感染しても多くの場合は自然に排除されますが、感染が続くとその一部が前がん病変となり、さらにその一部が悪化してがんになります。
【HPVワクチンの効果】
2価ワクチン(サーバリックス)および4価ワクチン(ガーダシル)は、子宮頸がんを起こしやすい種類(型)であるHPV16型と18型の感染を防ぐことができます。そのことにより、子宮頸がんの原因の50~70%を防ぎます。
9価ワクチン(シルガード9)は、HPV16型と18型に加え、31型、33型、45型、52型、58型の感染も防ぐため、子宮頸がんの原因の80~90%を防ぎます。
厚生労働省が発表した資料によると、HPVワクチンの接種を1万人が受けると、受けなければ子宮頸がんになっていた59人~86人ががんにならなくてすみ、14人~21人の命が助かる、と試算されています。
(出典:厚生労働省「小学校6年~高校1年相当の女の子と保護者の方へ大切なお知らせ」)
【当院で使用するワクチン】
9価ワクチン(シルガード9)
【HPVワクチン接種をご希望の方へ】
HPVワクチンの接種は予防接種法に基づいて実施されており、国内外の研究結果から、ワクチン接種による子宮頸がんの予防効果などのメリットが、副反応などのデメリットよりも大きいことが確認され、皆さまに接種をお勧めしています。
しかしながら、接種は強制ではなく、あくまでご本人の意思に基づき接種を受けていただくものです。接種を望まない方に接種を強制することはありません。また、接種対象者やその保護者の同意なく、接種が行われることはありません。
実際に予防接種を受ける際は、ワクチンの有効性とリスクを十分に理解した上で、受けるかどうかご判断ください。ワクチンの有効性とリスクについてはHPVワクチンに関する情報提供資材(リーフレット)(外部サイトへリンク)もご参照ください。
接種をご希望の方は、定期接種の対象者・対象年齢であれば無料で接種することができます。
<HPV(子宮頸がん予防)ワクチン接種期間延長のお知らせ>
【HPVワクチン接種期間の延長】
HPVワクチン接種については、今夏以降、大幅に需要が増えたことにより、ワクチン接種を希望しても受けられなかった状況等を踏まえ、2025(令和7年)年3月31日までに接種を開始した方は、2026(令和8)年3月31日までの間、全3回の接種が完了するまで公費で接種できるようになりました。
(注)キャッチアップ接種対象者、高校1年生相当の女子が公費でHPVワクチンを接種できる期間は2025年3月31日までとなっています。
しかし、昨年夏以降の大幅な需要増加を考慮し、接種を希望する方が接種機会を逃さないよう、2025年3月31日までに接種を開始した方が全3回の公費接種を完了できるようにする方針が国の審議会で承認されました。
【接種期間延長の対象となる方】
- キャッチアップ接種対象者(平成9(1997)年4月2日から平成20(2008)年4月1日までに生まれた女子)のうち、2022年4月1日~2025年3月31日にHPVワクチンを1回以上接種した方
- 平成20(2008)年度生まれの女子で、2022年4月1日~2025年3月31日にHPVワクチンを1回以上接種した方
【予約に関するお問い合わせ先】
佐々木ハートクリニック TEL 054-262-5811
HPVワクチンの件とお伝えください。